myゲーム趣味レーター

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ゲームデザイナーズ大賞2021の大予想祭り

ゲームデザイナーズ大賞2022について

2022/09/30 追記

 

(39:40~)

ゲームデザイナーズ大賞2021の大予想祭り

盛大に外しました 2021/11/25 追記

持ってたのにな...完全に盲点だった...


(30:30~)

 

ゲームデザイナーズ大賞:

マリオカート ライブホームサーキット

マリオカート ライブ ホームサーキット マリオセット

二次選考ノミネート:

  • Ghost of Tsuhima
  • 天穂のサクナヒメ

【PS4】Ghost of Tsushima (ゴースト オブ ツシマ)天穂のサクナヒメ BEST PRICE -Switch

※本家の優秀賞と被ることなんてあるのかよ...

It takes twoは最終選考まで残っていた模様 2023/09/21 追記

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ゲームデザイナーズ大賞って何

画像集#002のサムネイル/「ゲームデザイナーズ大賞 2021」の審査員9名が決定。審査員長は桜井政博氏

東京ゲームショウ内で開催される「日本ゲーム大賞」の1部門。

人気や知名度や大衆性の影響を受けやすい「年間作品部門」とは異なり、
著名クリエイターが数名が審査員となって、「独創性」「斬新性」を基準に選考する賞。

カンヌ国際映画祭の「ある視点部門」みたいなノリで、ゲームデザインやナラティブが新しい、ちょっとメジャーシーンからは外れた作品が選ばれる傾向にある。

毎年何が選ばれるか楽しみだが、一部のファンの間ではTGS前になると(ごく少数の界隈で)予想レースが始まる(独自調査)

もし予想が的中すれば「ゲームの違いが判る男」みたいな感じがカッコイイ気がするので、今回こそはブチ当ててみようと思う

 

以下、年間作品部門|開催概要|日本ゲーム大賞から引用

審査方法

選考に際しては、「日本ゲーム大賞選考委員会」とは別にクリエイターによる審査会を設置。審査対象作品に対し、各審査員が持ち点10点によって作品を評価し、ポイントの集計結果によって受賞作品を選出。最終的に「日本ゲーム大賞選考委員会」での承認を得て、受賞作品を決定します。

選考基準

受賞作品の選出に際しては、以下1、2の選考基準に則り、具体的な審議・評価を行うものとします。

  1. 独創性: これまでの作品とは一線を画する新たなアイデアが盛り込まれていること。
  2. 斬新性: ユーザーへ新たな楽しみ方、遊び方を提示し、ゲームソフトの在り方を広げる作品であること。

上記1、2についての評価を統合し、今後の市場発展における一つの指標となる優れた作品、その可能性を持つ作品であることを選考の基準とします。

審査員も豪華

画像集#001のサムネイル/「ゲームデザイナーズ大賞 2021」の審査員9名が決定。審査員長は桜井政博氏

「ゲームデザイナーズ大賞 2021」の審査員9名が決定。審査員長は桜井政博氏

審査員長は毎年桜井さんです。

傾向分析

歴代受賞作(テキトー解説付き)

一応、たいていはプレイしたかな...

35:57~

https://awards.cesa.or.jp/release/pdf/20210921.pdf

2020年度 Baba Is You 

目的は「あなた」が「ゴール」するだけ
白いワンチャン「ババ」を動かして、パズルを解いて
「ルール」すら変えることで「ゴール」を目指せ
(文字だと伝わらない)

選ばれたとき、いやこれ2019年度だろ!
と思ったけど、コンシューマ版の発売が2020年度だったようで

2020年度ノミネート作品

40:50~

この年だけ、惜しくも大賞逃したものの選考に残ったノミネート作品3つが公開された。

f:id:tetora1889:20210915001805p:plain 

  • 十三機兵防衛圏
  • グノーシア
  • Outer Wilds

あとヨコオタロウ氏は『Sayonara Wild Hearts』も推薦していたとのこと

2019年度 ASTRO BOT 

VR専用ソフト。
VRゴーグルから覗き込み、ちっちゃなロボットと一緒に困難をのりこえる
VRプラットフォームアクションの決定版

第一回の『HEAVY RAIN』以来の非インディー作品であり、歴代唯一の国産ゲーム

2018年度 Gorogoa

芸術的絵画が描かれえた不思議な絵本パズルを解きながら
様々な世界に迷い込んでいく

2017年度 INSIDE 

2Dスクロールアクションでこんなにドキドキできるとは!
自分は誰なのか、自分はどこへ向かうのか

2016年度 Life Is Strange

こんな学園生活もうコリゴリ!
時間を巻き戻る能力で新たな物語を切り開け!

2015年度 Ingress

位置情報ゲーム
2陣営に分かれ、世界中の人々と陣取り合戦!

2014年度 ブラザーズ 2人の息子の物語 

2本のスティックで兄弟を同時に操作し、不思議な旅に出かけよう

2013年度 The Unfinished Swan

真っ白で何も見えない世界に、黒ペンキを撒きまくって己が道を示せ!

2012年度 風ノ旅ビト

言葉のない世界で、見ず知らずの別プレイヤー(旅人)と出会う。
名前は知らずとも、心は通じ合える。そんな不思議な旅路。

2011年度 ヒラメキパズル マックスウェルの不思議なノート

コトバにしたことがなんでも実体化しちゃう!
いろいろ作ってパズルを解こう!

2010年度 HEAVY RAIN -心の軋むとき- 

たった1人の息子が誘拐された...
犯人の要求に従い、究極の選択を迫られる主人公...

最初で最後のAAAタイトルの受賞作

2010年度 イシイジロウ氏推薦作品 ラブプラス

審査員個人の推薦作品なので何を選ぼうが自由であるべきで、私なんかにとやかく言われる筋合いは全くないと思うが、これ以降の選考作品の傾向からは少し違うのが面白い。模索の時代だったのかもしれない。

選考の傾向は?

選定基準は上記の通りだが、傾向としては

  • 他では見たことない発想のメカニクスでありながら、しっかり面白いゲームデザイン →結果としてパズルゲーム多め
  • ビデオゲームならではの特性を生かしたナラティブ体験ができる →結果としてADVゲーム多め
  • 独創性を重視した結果として、大作よりもインディー作品が多め
  • 決してメジャーではないが、熱心なゲームファンならその名を知っているであろう

大予想

とりあえずノミネートされてそうな作品の予想

恥ずかしながらプレイしてないものもありますが
対象となる「2020年4月1日から2021年3月31日の間に日本国内で発売された家庭用ゲームソフト」の中から、上記傾向に当てはまりそうなものをピックアップしてみた

(ミスあるかも)

It Takes Two
・ジャックジャンヌ
・ALTDEUS: Beyond Chronos
・The Pedestrian
・The Medium
・バディミッション BOND
・Maneater
・Dicey Dungeons
・Among Us
・Last Labyrinth
・アンリアルライフ
・天穂のサクナヒメ
・デスカムトゥルー
常世ノ塔
・MAD RAT DEAD
・Carto
・Stories Untold
・Disc Room
・Supraland
・A Short Hike
・Unrailed!
・Into The Breach(Switch版)
・Hades(英語版)
・Craftopia
・No Straight Roads
・Tell Me Why
カニノケンカ
・梅雨の日
・Fall Guys
・Root Film
・CARRION
・Superliminal
・デスマッチラブコメ!(PS4リメイク)
・Helltaker
・A Dark Room(Switchリメイク)
・Enter The Gungeon(Switch版)
・Celeste(CS版)
・MY FRIEND PEDRO
・NUTS

ズバリ、ゲームデザイナーズ大賞はコレだ(10択)

あくまで良そうなので、プレイしてないゲームもあります。
すみません。本当にすみません。

アモングアスやフォールガイズ、サクナヒメはメジャーになりすぎたので、予想からは外してみた。

It Takes Two

クリア済。ミニゲーム満載の豪華な2人Co-op専用ゲーム。
ディレクターのジョセフ・ファレスは『ブラザーズ 2人の息子の物語』で受賞経験あり

いろんなゲームのオマージュがあったりしてゲームマニア的には面白かったが、斬新というよりは大ボリュームで全部入り作品って感じだから、どうだろ

独創性でいえば、前作『A way out』の方が画面分割を活かしててすごかったな

ALTDEUS: Beyond Chronos

未プレイ。
大ボリュームなメカものVRドラマADV。

ストーリーテリングがとにかくすごいらしい
次Oculusのクーポンもらえたら買っちゃお

The Medium

未プレイですが、画面分割&「ふたつの世界に同時に存在する、ひとり主人公」というコンセプトのADVで、いかにもゲームデザイナーズ大賞っぽい。

ただ、ヘビーレイン以来AAA級の作品は選ばれてないので、どうだろ

The Pedestrian

プレイ済、未クリア。
道路標識のピクトさんが主人公の美しいアクションパズル

なんかシナリオ的にすげえ展開とかあればゲームデザイナーズ大賞っぽいけど、最後までプレイできてないでござる。

Dicey Dungeons

プレイ済、未クリア。
『Slay the  Spire』系ローグライクだが、こちらはデッキ構築ではなくサイコロのワーカープレイスメントみたいな感じ。

作者は『スーパーヘキサゴン』『VVVVVV』のテリー・カバナー。
この人が開発したチップチューン作曲ソフト『BoscaCeoil』も楽しいぞ。

超面白いんだけど、正直なところ過去の傾向としては違う気がする。
純粋なゲームメカニクスの独創性はあるので、もしこれが選ばれたら大きな変化だ


Disc Room

プレイ済、未クリア。
一見、ノコギリだらけの虐殺部屋から生き残る弾幕系避けゲーかと思いきや、複雑な条件を達成することでダンジョンを進むパズルっぽいアドベンチャーだったりする。

最後までプレイできていないので詳しくは知らないのだが、けっこうナラティブもすごいらしい。ゲームデザイナーズ大賞が好きそう。

Into The Breach(Switch版)

未プレイ。インディーゲームの中では超有名作品。
FTL』を作ったSubset Gamesの作品。

有名作品のコンシューマ版という知識だけで予想に入れてしまったが、実際おもしろそう
いつかやるぞー

ストラテジーゲームの受賞はまだないので、そういう意味でも期待!

No Straight Roads

未プレイ。
ロックの世界の住人となってEDM帝国を倒すっていうヤバいゲーム。

リズムアクションバトルが楽しそう。

Superliminal

プレイ済、未クリア。
錯視を利用して道を切り開いていく一人称ADV。

どことなく『Portal』に雰囲気が似ている。
私これ何故か積んでるな。やらないと

A Dark Room(Switchリメイク)

原作である『暗い部屋』クリア済。
ほぼテキストのみで、生きるために素材を回収しながら村を発展させていく。

個人的にとても好きな作品で、意外なナラティブもある。
ただ、リメイク作品が受賞するかは謎。コンシューマ版としては初リリースだから対象だとは思うけどなあ

 

以上。
みんなの予想もぜひ聞かせてください!